カメラが趣味?写真が趣味?そこにどんな違いがあるのか?

一億総活躍社会。

「若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが包摂され活躍できる社会」

の話ではなく、一億総カメラ人口時代。携帯電話やスマホに高性能のカメラが付いて、誰でも写真を撮る時代となった今。一億人がみんなカメラを持っている時代と言っていいでしょう。

目次

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カメラは格段に良くなったが写真は下手になった

スマホカメラでさえ、カメラは高性能、多機能になり、どんな良い写真も撮れるのに下手な人が多くなったように思います。

主たる理由は、シャッターを押せば誰にでも簡単に写真が撮れるようになってしまったこと。

「おいおい!ずいぶんと上から目線じゃねえか!」と言われる前に言っておくと、それを一番感じているのは、誰の写真でもなく自分の写真がそうだから

まだ、デジタル一眼レフがやっと一般庶民に手が入るようになった時代。PENTAXでいうとK100Dが出始めたころのお話。まだ、カメラとして完成されておらず、感度や露出などは完璧ではなく、時には暗い写真になったり、逆にハッとさせられる写真が撮れたりしたものです。
「何でこうなるの?」と色々考えながら撮ったり、試してみたりしたものです。ですが、今のカメラはほぼ完成してしまっているため、シャッターを押す前にどんな風に写るか想像できてしまいます。

イメージどおりに写真が撮れるということはいいことであり、贅沢なことですが、そのイメージが貧弱であるために面白味のない写真を量産してしまうわけです。

高性能のいいカメラを買っても上達する人としない人。それは、「カメラが趣味か」「写真が趣味か」で違ってくると思っています。

カメラが趣味!

「趣味は何ですか?」と聞かれた時に「カメラが趣味です」と答えますか、「写真が趣味です」と答えますか?

「どっちも一緒じゃん!」「細けーなあ」と思うかも知れませんが、「カメラが趣味」と「写真が趣味」は全くジャンルが違うと言えます。

カメラが趣味!

それは、撮影よりもカメラそのものを趣味としている人。女性より男性に多いかもしれません。男性はメカニックが大好きなので、カメラという精密機械を楽しむ人達です。

色々なメーカーのカメラを購入してその写りの違いを楽しむ。新製品が発表されるとワクワクしてたまらない。この間、ニコンからフルサイズのミラーレスが発表されましたが、発売日が待ち遠しいということになります。

ですが、これは特別なことではなく、写真を撮影している以上は、新製品のカメラは気になります。僕だって、PENTAXのこんなカメラや・・・

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最近ではこんなカメラやレンズを購入しています。

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いずれもワクワクです。だけど、「カメラを趣味」にするとお金が続かないんです。また、ある時を境に熱が冷めるというか、「カメラを買い換えてもそんなに写りに違いはないんじゃないか」と思えてきます。

愛着も沸いてきますし、僕の教訓として「気に入ったカメラは手放すな!」です。カメラの新製品のサイクルが早いので、「あの時のあのカメラをもう一度使いたい」と思っても中古市場からも姿はなくなっています。

なので、今でもかなり古い「PENTAX K200D」は手放さずに手元に置いて、たま~に使っています。

写真が趣味!

写真が趣味と言い切れる人は、上手な写真を撮ろうとする人達のこと。
では、上手な写真を撮るためにはどうすればいいのだろうか?

思うに・・
高性能な高いカメラを購入するのも一つの手段ではあると思います。高いだけあってどこかが違うのだろうと思うのは仕方のないこと。

でも、高いカメラを買えさえすれば、いい写真が撮れると時に錯覚を起こしてしまうことがあります。ネット上で、そのカメラで撮影した「ハッと」する作例を見つけてしまうと「ほらね、やっぱり高いカメラは違うでしょ」と確信してしまいます。

本当は、
「いいカメラを買っただけでは、いい写真は撮れない。綺麗な写真は撮れるけど・・」
「腕のいい人が、高いカメラを使うからカメラが活きてくるんだ」と気付かされます。

そこで、冒頭の「カメラは格段に良くなったが写真は下手になった」と感じるんだと思います。僕の場合は(^_^;)

写真が上手になるには、日々常に鍛錬ですね。でも、趣味ですから、そこまで固くかまえることはないですが、以下は心掛けたいと思っています。

・いつもカメラを持ち出す
・一人で旅行や散歩に出かけて撮る
・基礎を学び知識を得る。そして、得た知識を試してみる
・人の作品を見る、気に入った写真があるはず
・気に入った写真を真似してみる
・記録的、説明的な写真は撮らない、抽象的な写真を撮る
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