PENTAX K-1を使いこなすプロカメラマンの言葉が参考になったハナシ

PENTAXは今年創業100周年を迎えます。
そのイベントに合わせて「写真家」吉村和敏さんが「人はなぜ光学ファインダーや一眼レフに惹かれるのか」という記事をデジカメWatchに掲載しています。

非常に参考になり、楽しく読ませていただきました。

記事はこちら。↓↓↓↓↓

PENTAX 100YEARS:人はなぜ光学ファインダーや一眼レフに惹かれるのか 写真家・吉村和敏さんにインタビュー
私たちにとって馴染みの深いカメラブランド「PENTAX(ペンタックス)」。そのPENTAXを世に送り出した企業、旭光学工業合資会社の創業から、今年は100年目にあたります。それにちなみ今回から、PENTAXブランドの魅力やPENTAX製品で写真を撮る意義を探る特別企画を開始します。

この記事を読んで「そうなんだ!」と大変参考になったことが2つありました。

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仕上がりイメージを想像しながら撮る

記事の中で吉村さんは次のように言っています。

フィルムで育ったので、撮影時は仕上がりイメージがすぐに想像できますし分かります。でもそうか、ライブビューで育った人たちはOVFで現実を見ながら結果を想像する感覚がよく分からないのか、その視点はありませんでした。ファインダーをのぞいて結果が想像できて当たり前という感覚だったので、とても新鮮に感じます。

ここで、「ファインダーをのぞいて結果が想像できて当たり前」と言っています。また、「ライブビューで育った人たちはOVFで現実を見ながら結果を想像する感覚がよく分からないのか」それはとても新鮮に感じているとも言っています。

これを読んで「プロは撮影時は仕上がりをイメージしているのか」と逆にその感覚に驚きを感じました。
フィルムの経験がほとんどないので、デジイチでシャッターを切ったらすぐ画面で確認して、実物と写りが違う場合は、またシャッターを切る。この繰り返し。自分は”仕上がりをイメージして撮っていない”ことに気づきました。

ミラーレスの場合は、デジイチでのその繰り返しが省略されて、結果がそのまま見れてしまうので、なおのこと仕上がりをイメージする力が衰えてしまうのではなかろうか。

仕上がりをイメージするとは、ファインダーをのぞいて「写真をこう撮りたい!」ということであり、これを意識することで撮る楽しさ、結果への満足感が得られるのかなと参考になりました。

撮影の失敗が新たな発見に繋がる

もう一つ参考になったのは、撮影の失敗が上手く転ぶということ。

撮影の失敗が上手く転ぶ、ということについてはよくあります。
(省略)
露出に失敗してしまったけれど逆に雰囲気が良く、想像以上に面白い写真になったとか、そういった興味深い「転び」というのはあるものです。こういった「失敗が転じる」という体験はおそらくOVFで撮影してこそ、ということなのだと思います。

この写真はPENTAX K-1 markⅡでスポット測光に失敗した写真。背景が黒く潰れてしまっています。

そして、次の写真がOMD Em10markⅡで同じくスポット測光で撮った写真。

ミラーレスの場合は、スポット測光でもファインダーをのぞきながらカメラを位置を動かすと明るくなったり暗くなったりするので、ちょうどいいところで露出を固定してシャッターをきったもの。実際の見た目もこんな感じです。失敗なく一発で撮れるのがいいところ。

だけど、いいわるいは別としてミラーレスの場合は、1枚目のような写真は決して撮らないだろう。失敗と分かっていてシャッターを切ることはないから。

素人なので失敗も多いけど、その失敗が何だかいい雰囲気に撮れることは意外と多くの場面で見られます。

プロ写真家でも失敗写真が転ぶこともあるのだなと知りました。

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