カメラ沼の終焉②

前回、「カメラ沼の終焉」について書きましたが、もう一つ理由があります。

それは、これ以上カメラを増やしても使いこなせないということです。

「良いカメラを使えば、良い写真が撮れる」——ついそう思いがちです。
しかし、料理と同じで、どんなに高級な包丁を手に入れても、それだけで美味しい料理が作れるわけではありません。
カメラもまた然り。自分の腕が伴わなければ、結局撮れる写真は変わらないのです。

とはいえ、「高いカメラなら何かが違うはずだ」という気もする。

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ヨドバシカメラでの試写体験

そんなことを考えながら、ある日、暇だったのでヨドバシカメラに立ち寄ってみました。
目に入ったのは、キヤノンの最新ミラーレス機。手に取ると、ずっしりとした重量感。ボディの質感も高級感があります。

「最近のミラーレスはこんな感じなのか」

そう思いながら、ファインダーを覗き、シャッターを切ってみた。
ファインダー越しの映像はクリアで、シャッターの感触も心地よい。
まるで自分の撮影技術までワンランク上がったような錯覚に陥ります。

しかし、ふと価格を見ると「650,000円」の文字。

「来てはいけない場所に来てしまった……」

もしこのカメラを買ったとして(いや、買わないですが)、結局撮れる写真が今と変わらなかったら?(たぶん、変わらないでしょう)。
そう考えると、「やはり今の機材で十分だ」と妙に納得してしまう。

結論

大切なのは、新しいカメラを買うことではなく、今あるカメラを使いこなすこと。
これからも、手元の機材とじっくり向き合いながら、もっとたくさん写真を撮って、楽しんでいこうと思う。

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