秋の気配が色濃くなった10月。自分の所属するクラブの写真展を開催した。 地元のスーパーの中にあるプラザ内で6日間開催されるが、スーパーの中にあるので、買い物客が立ち寄ってくれる。また、秋の場合は他の文化祭のイベントと相まって多くの方が来場してもらえる。 写真展の開催はクラブの活動の集大成となる最大のイベントであり、「お客様に写真を見ていただく」といういい機会でもある。 写真展というと敷居が高く感じられるかもしれないが、クラブに所属していれば、それほど難しいものでもない。ただ、見ていただく以上は、いい加減な展示はできないので準備を重ねてこの日を迎えた。 |
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写真は誰かに見ていただくもの
メモ代わりに写真を撮る以外は、撮った写真を誰かに見てもらいたいという願望があると思います。撮ってパソコンに眠らせておくのは寂しいもの。
見てもらう手段は、デジタル画像なので色々な方法があります。
流行のインスタグラム、ブログ、写真投稿サイト、雑誌投稿など・・・。その中でもリアルに見ていただき、見る人の顔が見え、反応がわかる手段は写真展以外はないと言っていいでしょう。
写真展ではないけれども、部員の中には病院内に飾ってもらったり、僕の場合はなじみの床屋さんに飾らせてもらったりしています。
写真展の開催にあたって準備が大変
僕らは、一般的なギャラリーを貸し切って行っていますが、小じんまりと片意地張らずに少人数で気軽に行うのであれば、カフェなどでもいいと思います。
僕らの写真展では、写真のテーマは自由。何を撮ってもいいです。その中から展示用の写真を3枚セレクトします。
テーマは自由ですが、風景写真ばかりとか花の写真ばかりとか偏らず、また、バラバラにならないように講師の方に全体のバランスを考えていただいています。
なので、「自分はこの写真を出展したい!」というものを10枚ほど準備し、その中から最終的に3枚選択していただいています。
写真展開催に向けての準備は、大体4ヶ月前ぐらいから始めます。
案内状の作成、ポスター作成、新聞社などへの掲載依頼、写真配置のレイアウト決め、プリント、額入れ、キャプションカード作成など・・。
プリントは個人個人で印刷するのではなく、色味の統一感を出すために一括で業者に発注しています。額もみんな同じものを使用して一体感を出すようにしており、写真の本質とは違いますが、大切なことだと思っています。
写真展当日の設営は、写真の設置、水平位置揃え、照明の設置、当日の受付、説明員の配置などです。
全体を考えると、費用、写真の準備、設営、当日対応は個人では難しいところもあるので、やはりグループでの開催がおすすめです。
お客様の意見でのご指摘
来場していただいたお客様、特に他クラブの方からの意見としてご指摘いただくのが、タイトルの付け方。
「写真を説明するようなタイトルにならないようする」「なるほどと思わせるタイトルが最高」というのはよく分かるのですが、それが難しい。
「難しく考えない、シャッターを切ろうと思った時は何か理由があるはず」それをタイトルにすればいい。「何か感じたからシャッターを切ろうと思ったんでしょ」というわけです。
そのためには「思い浮かんだことをメモしておきましょう」とアドバイスを受けるけれど、やっぱりタイトルは難しいです。
写真展を行ってみて
写真展って、結構大変ですが、終わってみると充実感とメンバーの一体感が得られ、写真生活を豊かにします。一番モヤモヤする時期は、「どれを出そうか」と写真を選ぶ時と、先ほどのタイトル付けですね。
それさえ決まってしまえば、あとは体を動かす作業だけですから。
写真展はみなさまに「見に来ていただいている」という気持ちを忘れてはいけないと思っています。
開催するまで大変ですが、いまいちな写真の時でも、意外と好評だったり、毎回いろいろなので、写真を続けていくモチベーションとしては欠かせないイベントとなっています。