PENTAX-KPを購入した理由。それは、購入前に持っていたK-3とK-S2のいいとこ取りのカメラだから。
目次
K-3 vs K-S2 そしてKPのいいとこ取りとは?
PENTAX-KPを購入する前は、K-3とK-S2を持っていました。それぞれいいところがあるんだけど、欠点もありました。
どちらのカメラを持ち出すかで悩むこともあり、2台のカメラのいいとこ取りと欠点を解消したカメラがPENTAX-KPでした。なので、K-3とK-S2のカメラを売却し、まだ発売直後の高値の時でしたが購入してしまいました。
多々意見はあると思いますが、あくまでも私が使って優位と感じた欄はブルーで塗りつぶしています。
仕様/機能 | K-3 | VS | K-S2 | KP | |
① | 有効画素数 | 2435画素 | > | 2021画素 | 2432画素 |
② | ダスト対策 | 超音波振動 | > | 撮像素子駆動 | 超音波振動 |
③ | ISO感度 | 100-51200 | = | 100-51200 | 100-819200 |
④ | 手ぶれ補正 | SR方式 | = | SR方式 | SRⅡ |
⑤ | 画質 | RAW(14bit) | > | RAW(12bit) | RAW(14bit) |
⑥ | ディアルスロット | あり | > | なし | なし |
⑦ | 液晶モニタ | 固定 | < | バリアングル | チルト |
⑧ | 液晶サイズ | 3.2型 | > | 3.0型 | 3.0型 |
⑨ | アウトドアモニター | なし | = | なし | あり |
⑩ | 赤色画面表示 | なし | = | なし | あり |
⑪ | 測距センサー | 27点測距 | > | 11点測距 | 27点測距 |
⑫ | 測光方式 | 8.6万画素 RBGセンサー | > | 77分割 | 8.6万画素 RBGセンサー |
⑬ | 電子シャッター | なし | = | なし | 選択可 |
⑭ | 連写 | 8.3コマ/秒 | > | 5.5コマ/秒 | 7.0コマ/秒 |
⑮ | カスタムイメージ | 11種類 | = | 11種類 | 13種類 |
⑯ | 明瞭コントロール | なし | < | オン/オフ | -4.0~+4.0 |
⑰ | 肌色補正 | なし | = | なし | あり |
⑱ | リアルレゾリューションシステム | なし | = | なし | あり |
⑲ | 撮影可能枚数 | 720枚 | > | 410枚 | 420枚 |
⑳ | 無線LAN | なし | < | あり | あり |
㉑ | 外形寸法(W/H/D) | 131.5/100 /77.5 | < | 122.5/91 /72.5 | 131.5/101 /76 |
㉒ | 質量(本体) | 715g | < | 618g | 703g |
㉓ | シャッター音 | 静か | > | 煩い | 静か |
㉔ | 肩液晶 | あり | > | なし | なし |
㉕ | スマートファンクション | なし | = | なし | あり |
㉖ | バッテリーグリップ | あり | > | なし | あり |
(情報元:リコーイメージング(株)HPより)
【PENTAX KPの主だった機能】
④ボディ内手ぶれ補正SRⅡ
角度ぶれに加え、マクロ撮影で発生しやすいシフトぶれ、レンズ内手ぶれ補正機構では対応できない回転ぶれの5軸補正に対応。シャッター速度換算で5段という強力な補正効果で、望遠レンズや暗いシーンで手持ち撮影を行っても、ぶれを抑え鮮明に描写する
⑨アウトドアモニター
晴天の屋外撮影では明るく、夜景撮影では暗くするなど、液晶モニターの設定を簡単に変更する機能
⑩赤色画面表示
天体撮影などの際に、暗闇に慣れた目への刺激を抑える機能
⑬高速静音電子シャッター
シャッター幕の走行に伴う作動音と振動がなく、静かさが求められる撮影環境
⑯明瞭コントロール
金属の光沢感、空や水しぶきの透明感などを表現したい場合に有効な機能
⑰肌色補正
顔を検出し、肌の領域を抽出。肌表面の滑らかさや画像調整パラメーターをコントロールすることで、柔らかな質感と健康的な色合いを演出
⑱リアル・レゾリューション・システム
イメージセンサーを1画素ピッチで動かしながら4枚を連続撮影。1画素ごとにRGB各色の情報を得て合成処理を行うことにより、通常撮影では表現できない超高精細な画像を生成する機能
㉕スマートファンクション
機能ダイヤルで項目を選び、設定ダイヤルで設定を変更する。2つのダイヤルのコンビネーションで操作性を高める、革新的な操作系
PENTAX-KPのもう一つの特長。それはグリップ交換システム。その記事はこちら。
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PENTAX-KP購入前はK-3とK-S2をどのように使い分けていたか
PENTAX-KPを購入する場合は、K-3とK-S2のどっちを持って行こうかなと決める時に大体以下のように使い分けていました。
写真をメインに撮る時はK-3をチョイス
・画素数が2400画素あるので高精細な写真を取る時。
・シャッター音が静かで上品な音なので、軽やかにリズムにのってシャッターを切りたい時。
K-S2のようなPENTAXのエントリー機の「カシャーン」という大きなおもちゃっぽいシャッター音はモチベーション下がります。僕は結構シャッター音にこだわる方です。
・大きなカメラバックを持っても苦にならない時。
他社の一眼レフと比べると十分小さいカメラですが、K-S2と比べると大きい方なので、車移動など大きなカメラバックに入れて持ち運ぶのに苦にならない場合です。
持ち運び重視とライブビュー撮影することが予想される場合はK-S2をチョイス
・コンパクトなカメラなので旅行など持ち運びを重視する時。
・液晶画面のバリアングルを始めて採用したカメラで無理な体制でのライブビュー撮影が予想される時。
K-3とK-S2を足して2で割ったカメラがPENTAX KPだった
K-3とK-S2はそれぞれメリットとデメリットを持ち合わせていますが、このカメラのいいところを足して2で割り、さらにプラスαの機能を搭載したのがPENTAX-KPでした。
PENTAX-KPに求めるもの。それは、K-3と同じ高画素、強力な手ぶれ補正、モチベーションのあがるシャッター音、可動式液晶画面、コンパクトサイズ。
まさに自分が追い求めていたk-3とK-S2のいいとこ取りのカメラです。
ただ、比較表を作って「あれっ」と思ったことは、K-3とKPってあまり大きさに違いがないこと。幅は同じ、高さはむしろKPの方が1mmだけど大きい。奥行は1.5mm小さいだけ。なのにKPがかなりコンパクトに感じるのはなぜだろう。不思議です。
そうは言ってもレベルダウンした機能もある
①ディアルスロット➡問題なし
SDカードを2枚差し込むことができる機能。K-3に搭載されていましたが、PENTAX-KPにはありません。2枚刺せるので枚数が倍撮れる、1枚目にRAW、2枚目にJPEGを入れるなど、便利ではありますが、無くてもそれほど重要な機能ではないです。
②液晶画面の可動がチルト式➡ちょっと残念
本当はバリアングル式の方が好きなのでこれはちょっと残念。ですが、K-3のように非可動ではないので無いよりはあった方がいい機能です。
③連写がK-S2よりは高速だがK-3より劣る➡問題なし
私には全然問題のないレベルです。連写はそれほど使用しないし。
④撮影可能枚数➡ちょっと残念
撮影可能枚数はK-3と比べてバッテリー容量が小さくなったので大幅減。ですが、K-S2と同じ規格のバッテリーなのでK-S2を使っている時に購入した予備バッテリーが使えるのが救いです。
⑤肩液晶がなくなった➡全然問題なし、むしろ歓迎
カメラの上面についている肩液晶がPENTAX-KPにはありません。K-S2にもありませんでしたが、無くても全然問題ありません。理由は見ないから。それよりも無くなった肩液晶の部分にスマートファンクションダイヤルが設置されたのがめちゃくちゃ便利です。操作性が格段に向上しました。
ちょっとイラッとするK-3のある部分が改良されていました
それは、K-3の背面に設置されている十字ボタン。カメラを首にかけていると、その十字ボタンが知らないうちに当たって押されてしまうこと。
ホワイトバランスやカスタムイメージの設定が変わっていて後で「イラッ」としていました。K-S2はそのようなことはないのですが、逆に押しにくい。
KPの場合は、押しやすいけれども、勝手に押されない。PENTAXのこのような、小さな改良点に拍手です。
これからも相棒として長く付き合っていきたいと思います。
カメラの記事のまとめはこちらです。
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