サンバカーニバルの写真を撮ったけど、肖像権の侵害になるのだろうか?

先日、湖北というところで「ほくほくサンバ」というサンバカーニバルが開催されました。サンバカーニバルで有名なのは浅草。浅草と比較にならないかもしれませんが、結構楽しかったです。
激しい動きとノリノリのリズム。今回で14回目とのことですが、初めての見学です。河童まつりより断然楽しいです。

写真も結構撮りましたが、「ちょっと待って~。その写真本当に撮ってよかったの?」についてまとめてみました。

写真を撮る上で肖像権に気を付けなければならない

写真を撮る上で気を付けなければならない事として肖像権というものがあります。今回、サンバカーニバルの写真をたくさん撮りました。ダンサーの写真をブログにアップしようと思いましたが、本当にアップしていいのか?肖像権を侵害しないか?が気になり、自分が理解していることと間違いがないかもう一度調べてみました。

ちなみに湖北のサンバカーニバルは、地方のイベントなので2チームしか出場しません。そのため、あっと言う間に通り過ぎてしまいます。だけど、観客もちょっと人が多いなぐらいなので、通り過ぎたらまた前に移動しての繰り返しで何回も撮れます。飽きもせず150枚ほど撮ってしまいました

肖像権とはどんな権利か

肖像権とは何かというと明確に法律で謳われているわけではありませんが、「人物に対して写真や映像を無断で撮って、公表しないでください」という権利です。
そうなんです。人に向かって無断でパチパチと写真を撮ってはいけないんです。

肖像権を侵害しないためには事前承諾が必要になります。写真を撮る前に「写真を撮ってもいいですか?」と了解をもらえばいいんです。

だけど、スナップ写真の場合は、事前に声をかければ、相手もカメラを意識するだろうし、もはやスナップ写真とは言えなくなってしまします。

そこで事前承諾を得なくてもいい場面がある

事前承諾が原則ですが、承諾を取らなくても肖像権を侵害しないというケースがあります。承諾を取らなくても、承諾を得たものと推定できる場面があるということです。
二科会広報誌では弁護士が次のように言っています。

「承諾を推定できる」とはどのような場合でしょうか。これは、被写体自身が撮影を承諾する意思を表明しているような状況を指します。例えば、お祭り会場、運動会会場、観光地などの公共の場で、カメラやビデオの撮影者が大勢いるところに来ている人たちには、撮影の承諾を推定できます。
 お祭りでは御神輿の担ぎ手も見物人両者とも、撮影を承諾していると推定できます。運動会、観光地もこのケースと同様に考えることができます。

出典:二科会広報誌WEB版

サンバカーニバルの場合は、お祭りであり、公共の場なのでこのケースに当てはまります。しかも、ダンサーたちはカメラに向かってポーズしているので、明らかに写真を撮られることに対して承諾していると言えます。

さらに、二科会広報誌では、面白いことに以下のようなことも言っています。

承諾の推定には、撮影者側も撮影する意思を表明したり、撮影する態度を公然と示すことが必要です。すなわちカメラを構える、三脚を使用するなどです。

出典:二科会広報誌WEB版

今回、55-300mmの望遠レンズを持っていき、思いっきり「写真、撮りま~す」とアピールしています。したがって、写真を撮ることに関しては肖像権を侵害することはないと言えそうです。

それではなぜ今回ダンサーの写真をアップするのをやめたか?ですが、撮る分には問題ないとしてもネットに公開してもいいのか?の自信がなかったからです。

肖像権は法律で明確に定められていないと書きましたが、そのため、公開はあいまいな解釈となっているようです。「撮るのはいいけど、公開は別」という考えと「撮るのも公開もOK」と解釈と二分しているようです。

肖像権を侵害しないためにはどうすればいいか

では、「承諾を推定できない」場合はどうしたらいいのでしょうか?その場合は、やはり事前承諾を得るのがスッキリしますが、人物が写り込んでしまう場面では、「人をぼかして撮る」「人の後ろ姿を撮る」ことです。要するに個人を特定できなければいいということです。「顔にモザイクを入れる」という手もありますが、もはや写真として成り立たないのであまりおススメできません。

僕の場合は、どのように対処しているかということですが、

人物はなるべく撮らない!

色々と解釈がごちゃごちゃしているケースもあるので、面倒なので一番いいのは人物は撮らないことにしています。今回のように「承諾を推定できる」場合は撮りますが、それ以外では家族や知り合い以外の写真は撮らないようにしています。

まとめ

・写真を撮る以上、肖像権に気をつける必要があります。
・肖像権を侵害しないためには事前承諾が必要です。
・事前承諾を必要としないケースがあります。公共の場で人が集まる場面では、写真や映像を撮られることに承諾していると言えます。
・人物を特定できないように撮れば侵害しません。
・究極の対応は「人物は撮らない」

最後に最初のアイキャッチ画像ですが、これは、サンバダンサーと一緒に太鼓やタンバリンなど鳴り物でリズムを取る人達です。ダンサーと違って写真を撮られることに承諾していないとも言えるので、このように人物を特定しないで太鼓にクローズアップしてみました。
これもサンバカーニバルの一面ですので、面白い写真ではないでしょうか?

今日のところはこの辺で。

写旅人でした。

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