しばらくの間、ブログは冬眠状態でした。最後に更新したのは2021年2月6日。実に4年間も放置していたことになります。しかし、久しぶりに再開することにしました。
この4年間で、新型コロナが発生し、全国民に一律10万円が支給されました。その給付金を活用し、PENTAXの望遠レンズを購入。
選んだのは、HD PENTAX DFA 70-210mmF4ED SMD WR。名前が長いレンズです。2020年の出来事なので、今となっては随分前の話になります。
目次
フルサイズ用望遠レンズを求めて
もともと、APS-C機用にDA 55-300mm F4.5-6.3ED PLM WR REを所有していました。
しかし、フルサイズ機ではケラレが発生し、クロップで使うとファインダー内に枠が表示される。これが意外とストレスでした。
「やはりフルサイズ用の望遠レンズが必要だ!」
そう考えたのが、DFA 70-210mm F4EDを購入したきっかけです。
APS-C機用のレンズはK-3 Mark IIIのために残しておこうかとも思いました。しかし、表現力ではK-1には敵わない。一眼レフを2台持つ必要もないと判断し、K-3 Mark IIIの購入は見送りました。
その結果、DA 55-300mm F4.5-6.3ED PLM WR REも手放すことに。
そして、代わりに購入したのがHD PENTAX DFA 70-210mm F4ED SMD WRというわけです。
HD PENTAX DFA 70-210mm F4ED SMD WRの評価と実際の使い勝手
DFA 70-210mm F4EDの発売は、当初予定より1年ほど遅れました。
PENTAXにはDFA★70-200mm F2.8ED DC AWという高性能なレンズがあります。しかし、「重い・でかい・高い」という理由で手を出しにくい人が多かったようです。
そのため、より軽量なDFA 70-210mm F4EDが期待されました。しかし、実際にはあまり話題にならず、売れ行きも芳しくなかった印象です。
レビューや口コミが極端に少なく、PENTAX製品自体が注目されにくい中でも、このレンズはさらに影が薄い。正直なところ、あまり知られていないレンズです。
「軽い」と言われることもありますが、それはあくまでDFA★70-200mm F2.8と比較した場合の話。実際には、それなりの重量とサイズ感があります。
また、カメラに装着したまま持ち歩くとバッグのスペースを大きく占有。他の機材を入れる余裕がなくなるのも難点です。
手放すべきか、残すべきか
写りに関しては、正直なところ平凡。持ち出す機会は少なめです。
少しネガティブなことばかり書いてしまいましたが、率直な感想として「写りの良さで積極的に使いたくなるレンズではない」と感じています。
とはいえ、高値で売れるうちに手放そうと思いつつも、なぜか「売ると後悔しそう」という気持ちも拭えません。そのため、いまだ手元に残しています。
レンズそのものはしっかりとした作りであり、撮影時の「撮っている感」は良好。
さて、このまま防湿庫の肥やしになるのか。それとも思い切って売却するのか……悩ましいところです。