年が明け写真の整理をしていたら、誤って大事な写真を削除してしまいました。
PCに保存していた写真を外付けHDDに保管し、Lightroom6(以下Lr6)で一括管理することにしました。なぜ、外付けHDDにしたかというとPCに保管していると、パソコンって色々使うし、持ち運びもするので、一番壊れやすいかなと思ったから。
写真はだいたいRAW形式とJPEG形式で撮るようにしています。RAWは保存用、JPEGは軽いので写真のセレクト用にといった具合。
写真は年代ごとにフォルダに分けており、削除事故を起こしてしまったのは2017年の昨年の写真。削除してしまった手順は・・・。
①JPEG写真はセレクト用なので削除。PCのゴミ箱に入る。 |
事の起こりはこんな感じです。JPEGで何とか写真は見れますが、RAWでしか撮っていないものは無くなってしまいました。
業者に頼むとか、復元ソフトを使えば救済できたのかも知れませんが、お金を出してまで戻すこともないと思い諦めました。
「何でバックアップしていなかったのか~」と思われるかも知れませんが、実は2017年3月まではバックアップしていました。たまたまバックアップしていなかった2017年4月~の写真を削除してしまいました。こんなもんです。
「なぜ、2017年3月までしかバックアップしていなかったか?」
それは、バックアップ先の容量にも限りがあるので、不要写真、失敗写真を削除してスリムにしてからバックアップしようと思い、放置していたからです。
二度と大事な写真を削除しないように、撮影~管理~保存について考えてみました。
目次
写真はRAW形式のみで撮る
今まではRAW形式とJPEG形式で撮っていましたが、RAW形式だけで撮るようにしました。写真の管理をすべてLr6経由で行うことにしたので、写真のセレクトはLr6の様々な機能を使えば簡単にできる。そのため、わざわざJPEGで撮ってセレクトする必要なくなったからです。SDカードの容量の節約にもなるし。
PENTAXのカメラではDNG形式で撮る
さらにPENTAXのカメラで撮影する時はDNG形式で撮ることにしました。
そのそもDNG形式とは何か?
RAWファイル形式には大きく2つの形式があります。一つは各カメラメーカーが独自のフォーマットで出力するもの。キャノンならxxx.CR2、ニコンならxxx.NEF、パナならxxx.RW2、ペンタックスならxxx.PEFといった拡張子のファイルを作成します。各社独自仕様なので互換性はなく、メーカー純正ソフトとか有名どころのソフトでしか開くことができません。
そこで、仕様をオープンにして共通化することにより、メーカー間での互換性を高めようとして提唱されたのが、もう一つのxxx.DNG形式。アドビ社が進めた形式だけど、あまり盛り上がっていない様子。二台巨匠であるキヤノンとニコンが、アドビの一人勝ちにへそを曲げたかどうかわからないけど、各社とも我が道を行くと独自路線に力を入れている様子です。どうしてもDNG形式を使いたい場合はLr6などのソフトで変換する必要があります。
けれど、ペンタックスはカメラ側に独自RAWとDNG形式の2種類に対応しており、ソフトでの変換なしでDNG形式のファイルを作成することができます。
DNG形式で撮影することにした理由
一つは長期保存性。
独自RAWで保管した場合、10年後もファイルを開くことが可能でしょうか?キャノンやニコンであれば、たとえ10年やそれ以上経ってもサポートを続けているでしょうが、HOYAやリコーに身売りを続けているペンタックスがいつ「カメラ事業撤退」となるか分かりません。はたまた、現像ソフトベンダーがペンタックスに対応しなくなるということも考えられます。
実際、PENTAX KPを購入した時のLr6の対応の遅いことといったら・・・。もう、対応しないかと思ったくらいです。そう考えると仕様をオープンしているDNG形式であれば、たとえそのようなことが起こっても何らかのソフトで開くことができるかと思ったからです。
もう一つの理由は、その使い勝手。
純正ソフトか対応しているソフトでしか写真を閲覧できない独自RAWと違って、DNG形式はエクスプローラーでサムネイルが見れたり、Windowsフォトビューアーでプレビューが見れたりと使い勝手がよいのがもう一つの理由です。
画像データはLightroom6経由でパソコンに取り込む
今までは写真を撮影したら、カメラからSDカードを引っこ抜いてパソコンに差し込みフォルダーに格納してから、必要に応じてLr6と紐づけ(リンク付け)していました。
これからは、まず、Lr6を立ち上げて、Lr6のコピー機能を使って、SDカードからパソコンにコピーすると同時にLr6のカタログ登録も同時に行います。
今はすべての写真がLr6配下で管理されており、写真のセレクト、不要写真、失敗写真の除去、気に入った写真のマーク付け、キーワードの設定などがすべて簡単にLr6で行える環境が整いました。
画像データをクラウド上にバックアップする
これが今回の見直しの胆。
バックアップ容量が枯渇しないように写真を整理してからバックアップしようなんて考えていたから、延び延びになって、いざという時に「写真がバックアップされてない!」ということになってしまいました。
バックアップ容量を気にせずに冗長化できる方法はないか?
あるじゃないですか。クラウドというものが、しかも、僕はAmazonのプライム会員でもあるんです。
Amazonのプライム会員とは、年間3,900円で「お急ぎ便」とか「お届け指定便」が無料で使うことができます。でも、会員になった理由は、これではなくビデオが見放題。これが、目的でした。月換算で325円。ビデオレンタルが大体アップルなどは1本400円ぐらいかかるので、お得かなと思ったからです。ただ、新作が中々アップされないのはちょっとあれって感じですが、見逃したドラマとか楽しんでます。iPhoneなどにwifiでダウンロードできるのでデータ通信量にも影響しないし言う事なし。
話が逸れましたが、さらに写真をクラウドに無制限でアップできるというサービスがあります。劣化させることなくRAWにも対応しています。RAWでも無制限、無料がいいです(厳密にはプライム会員の会費がかかっていますが・・)。また、RAWはDNG形式に対応しているので、プレビューが表示されるところもGoodです。
操作は簡単。Amazon Driveというアプリをインストールすると常駐されるので、アップロードを開いて、画面上にアップロードしたいフォルダかファイルをドラッグ&ドロップし、格納先を選ぶだけです。
Lightroom6で画像データを整理する
ここまでが、画像の取り込みとバックアップのハナシ。
後は時間がある時を見つけて、不要な写真を削除したり、整理したりします。まあ、しないかもしれませんが・・・。
年末年始にバックアップ用のHDDに格納する
この手順はひょっとすると要らないかもしれませんが、Lr6で整理した写真類を年に1度、手持ちのバックアップ用のHDDに格納しておこうかと思っています。年末年始が切りがいいかな。
そしてHDDにコピーしたら、Amazonのクラウド上の写真は削除しようかと・・・。
なぜ、そんなことをわざわざするのか?「無料で無制限ならずっとクラウドに置いておけばいいじゃないか」とも思いましたが、昭和の人間なので手元に物として置いておかないと気になるし、プライム会員の値上げもあるかもしれない。セキュリティもちょっと気になる。
そう考えるとAmazonクラウドへのバックアアップは1年間の補助的処置とした方が、いいのかなと今の時点では、ちょっと考えています。
2019年になったら、全く考えが違っているかも知れませんが・・・
まとめ
写真を削除してしまったのが、余程、悔しかったのか、残念だったのか、ブログ始まって以来の3,500文字を突破してしまいました。
だらだらと書いてしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
大事な写真を撮って、SDカードに入れっぱなし、PCに格納しっぱなしになっていませんか?僕のように残念なことにならないように、バックアップは日頃からしておきましょう。
【追記:2018.2.3】
写真の管理方法を変更しました。
Lightroomの部屋(まとめ記事)はこちらです。
↓↓↓↓↓