望遠レンズDA55-300mmのレンズを購入してから、何だか望遠系のレンズに興味が沸いてきてしまいました。
この望遠レンズを購入する前は元々、中望遠レンズと呼ばれる領域のレンズを持っていましたが、あまり使うことがありませんでした。中望遠レンズとは、35mm判換算で85-135mmあたりのレンズを指します。APS-C換算では、55-90mmになります。
目次
中望遠レンズはなぜ使用頻度が低かったか?
「ファインダーを覗くと広角でもなく望遠でもない」何となく中途半端な画角だからだと思います。少なくとも僕の場合は・・・。
広角レンズでグッと寄って遠近感のある写真でもなく、望遠レンズでグッと引き寄せて迫力のある写真でもない。もうちょっと広く写したい、もうちょっと大きく写したいと言った場合にもどかしく感じる時があります。
どちらも「もうちょっと」足りないんですね。たぶん。
中望遠レンズの良さはその「もうちょっと」の裏返し
でもひょっとすると、「広角でもなく望遠でもない」の裏返しがこの領域のレンズの良さなのかもしれません。
「広角レンズのように寄る必要がない」「標準レンズよりも少し離れたところから望遠のようにも写せる」この距離感がいいように思えます。
そう言えば、DA★55mmを購入した時、実際に見たまんまが撮れるので使いやすく感じたこともありました。僕の場合、ファイダーを覗く時は右目で左目はどうしてもつぶってしまうのですが、左目を開けて見るとどちらも同じ大きさに見えるため「こりゃいいわい」と思ったものです。
見たままをそのまま切り取る画角なので、スナップ写真には親しみやすいレンズとも言えそうな気がします。
所有している中望遠単焦点レンズ
焦点距離が55-90mm(APS-C換算)に含まれるレンズは3本持っています。どれも明るく評判のいいレンズなので使わないのはモッタイナイですね。
各レンズの特徴をキーワードでネットから拾ってみました。
・DA★55mmF1.4 SMD
スターレンズ、デジタル用に設計、写りはどちらかというとカリカリ、防塵防滴構造、エアロブライトコーディング、安定、安心、ピント合焦速度がもっさり、フードが大きくぶさいく
・FA77mmF1.8 Limited
リミテッドレンズ、写りはソフト系、ぼけ味はトロトロ、ペンタックスユーザの特権、独特の雰囲気、線が細い、ヌケがよい、じゃじゃ馬、設計が古い、パープルフリンジがでやすい
・TAMRON SP AF90mmF/2.8 Di MACRO
マクロレンズ、インナーフォーカス(ズームレンズのように伸びない)
中望遠レンズはスナップ写真に不向きか?
そもそもスナップ写真とは何ぞや。
日常の中で、目の前の光景や出来事、人物などを一瞬のうちに素早く撮影する撮影技法、またはそうして撮られた写真のこと
(出典:コトバンク)
スナップ写真とは、「一瞬のうちに素早く撮影する」とあるため、三脚を使ってじっくり撮る、ズームレンズで構図を考えて撮る、足を使って動いて撮るのはスナップ写真ではないことになります。
一瞬のうちに素早くとなると、カメラの電源を入れ、構えてシャッターを押すという一連の動きに適したレンズということになります。
そうなると単焦点レンズであること。そして、やはり35mm(35mm換算52.5mm)あたりの標準レンズが最も適したレンズかなという気がします。
ただし、人物を入れたスナップとなると別。距離感が35mmだと少し広い感じがしていて、過去写真で人物を入れたスナップを見てみると55mm(35mm換算82.5mm)がいい感じに撮れています。
ビーチで思い思いで楽しんでいる様子が面白く撮った写真(DA★55mm)
白いサングラスをかけた南国ならではのオバチャンの姿が面白く素早く撮ったスナップ(DA★55mm)
まとめ
スナップ写真は素早く一瞬で撮る必要があるため、単焦点レンズがおすすめ。
人物を入れたスナップでは、DA★55mmが使い勝手がいい。これ以上長い焦点距離だと狭すぎて、スナップだと被写体が収まらずフレーミングが難しい。
よって、僕が所有する3本の中望遠レンズでは、画角、安定性、防塵防滴、特殊コーディングされていることを含めてDA★55mmが一番スナップ向きの中望遠レンズだと思います。まずはともあれ、このレンズを持ち出す機会を多く持つことですね。
今日のところはこの辺で。
写旅人でした。
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