今年はサクラ、チューリップともに当初の予定より見頃が1週間ずれ込んでしまいました。毎年、サクラが終わった後は可能な限り、「佐倉ふるさと広場」のチューリップを見に行くのですが、1週間ズレたのと予定が合わず今年は近場の「あけぼの山農業公園」のチューリップを見てきました。
早咲き、遅咲きのチューリップがあるのですが、今年は一気に開花した感じです。
既にこの辺りは見頃を過ぎていますが、これから見頃を迎える地方の方々に僕が「こんな感じで撮ってみたよ」という撮影方法を紹介します。
目次
チューリップと言えばオランダ!風車と一緒に撮りたい!
やはりチューリップだけでは味気ないので風車と一緒に撮りたいですね。風車の位置が重要になります。
<佐倉ふるさと公園>
100種類67万本が咲き乱れます。風車は西側に位置しているため、夕日と一緒に風車が撮れそう。
<あけぼの山農業公園>
16万本のチューリップが咲き乱れます。風車は東側に位置します。
<かみゆうべつチューリップ公園>
これから見頃を迎える北海道のチューリップ。さすが北海道!スケールが違います。200種類120万本のチューリップ。風車は東側に位置するようなので、あけぼの山農業公園で僕が撮った方法を参照してみてくださいね。
朝撮るか?夕方撮るか?どっちだ?
光と影を意識するのであれば、やはり早朝に撮るか、夕方に撮るか、迷うところです。朝方は人出が少ないであろうと予測し、朝の6:30に一眼レフを持って出かけました。
人は少ないけど、風車を入れようとすると逆光となり、風車のあたりの空が白くなってしまいました。太陽から少しずらして、ぎりぎり風車を入れてみたけど、チューリップの鮮やかさも損なわれて少しくすんだ感じですね。順光となる夕方にもう一度来て撮った写真がこれ。
この写真を撮ったのは17:00ごろ。本当はもう少し遅い時間の方がよかったが、駐車場が閉まってしまうので仕方がなく、でも朝より空も青く、花も鮮やかに撮れました。
どのレンズで撮るか?広角レンズか望遠か?
朝に撮ったカメラとレンズ、夕方に撮ったカメラとレンズ、変えてます。
朝方は、APS-CのPENTAX-KPとDA21mmの広角レンズ、夕方はマイクロフォーサーズのLUMIX GM1とG12-32mmの標準ズームレンズ。
それぞれ考えがあって変えました。朝方はDA21mmの広角レンズで思いっきり寄って背景をぼかそうと考えました。ただ、チューリップってふんわり柔らかい花ではなく、色鮮やかなかっちりした花なのでパンフォーカスでくっきり撮った方がいいのかなと思い、夕方はカメラとレンズを変えてみました。
パンフォーカスに強い小さめの撮像素子のマイクロフォーサーズにして、花の密集を表現するために圧縮効果をねらい、標準ズームの望遠気味で撮るようにしました。
手前は赤色の花にする!
チューリップを撮る時は手前に赤色のチューリップを配置せよ。と教わりました。その時、見せた写真の手前が黄色だったのでそう言われました。
赤色の方が締まりがよくなるとのことでした。
まとめ
チューリップを撮る時の注意点はこちら。
①色鮮やかに撮るために、順光で撮る。風車などを背景に入れる場合は太陽の位置を注意する。
②チューリップはくっきりした花なのでパンフォーカスで奥までピントを合わせる。
③密集を表現するために圧縮効果を狙い、望遠側で撮る。
④手前は赤系のチューリップを配置する。
おまけ
チューリップは茎が長いので下からあおって撮る構図も面白い。さらに、この間購入した360度全天空カメラTHETAで撮るとこんな感じに仕上がりました。
今日のところはこの辺で。写旅人でした。