レンズにカビを生えさせない!ドライボックスを使い続けた3つの理由と4つのやめた理由

レンズにとってカビは大敵。写真を撮ってカメラバックにそのまま入れっぱなしにするのはもってのほか。あっという間にレンズにカビが生えてしまいます。

カビが生えないようにドライボックスを使用していましたが、あることをキッカケに防湿庫を購入しようと思ったので何でそう思ったか紹介します。

目次

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まずレンズにカビが生えると何がいけないのか

レンズにカビが生えても写真を撮ることはできます。できますが、画像が劣化します。カビの影響でコンストラストが低下して眠い写真になったりします。

光の拡散によって輪郭がぼやけたりすることもあります。

カビが生える原因は何か?

それは、普通に家の中でカビが生える理由と同じです。空気中のカビの胞子や汚れがレンズに付着し、手入れをすることなく、湿気が多く風通しの悪いところに置いておくとカビが生えます。

ですので、写真を撮った後にバックに入れっぱなしにしておくと、風通しは悪いし、日本は湿気が高いですから、夏場などは、絶好のカビ増殖の条件がそろった状態となります。

カビが生えたらどうすればいいか?

カビが生えても写真は撮れますから、「そのままほっとく」「何もしない」というのもありですが、一眼レフを使っている以上、画質のいい綺麗な写真を撮りたいということでしょうから、それはあり得ない。

カビの除去は、個人での分解清掃なんて絶対無理。なので、メーカーへ持込みまたはカビ除去の専門業者へ依頼することになりますが、その修理代がべらぼうに高いのです。レンズの種類にもよりますが、福沢諭吉が1~2枚は飛んでいくのではないかと思います。

従って、カビ防止のためには細心の注意をはらう必要があるのです。

カビを防止するにはどうしたらいいか?

カビ防止①頻繁にカメラを使う。

定期的に使用している場合は、使用後にメンテすれば、余程、湿気の高いところでない限り、カビることは経験上あまりありません。

カビ防止②使用後のメンテナンスを心がける。

使用した後、ブロアでホコリなどを吹き飛ばし、さらにブラシで払い落とし、最後にクロスで拭き上げます。最初にクロスで拭くとホコリが付いていた場合、キズがつくので注意しましょう。

カビ防止③適切なところに保管する。

今回、一番言いたいのはこれ。適切な場所への保管。乾燥していて風通しの良い、涼しいところ。一体そんな環境どこにある?1年を通じてずっと乾燥しているところは中々ないのが現状かと思います。
そこで使用するのが、ドライボックスか防湿庫への保管ということになります。

ドライボックスを使い続けた3つの理由

カメラとレンズの保管は、最初は5.5Lのドライボックスに乾燥材を放り込んで保管していました。カメラとレンズが増えたため、5.5Lの同じものを追加購入。さらに、長いレンズは入らないため、ワンサイズ容量の大きい9.5Lのケースも買い増しました。それぞれに乾燥材をぶっこんで保管していました。

そんなドライボックスを使い続けた理由は次の3つ。

理由その①安いから。
HAKUBAのドライボックス3個と乾燥材で5,000円ぐらい。これでカビが防げるなら全然OKです。実際、ドライボックスに入れていてカビが生えたことは一度もありませんでした。

理由その②保管スペースをとらない。
空いたスペースにドライボックスを分散しておけるし、狭い我が家において、自分で何とかしていいスペースは限られているので、ドライボックスしか選択肢はありませんでした。

理由その③:防湿庫が何となく嫌だった。
防湿庫ってガラスのケースに入っていて、カメラのコレクターみたいで何となく嫌でした。あくまでもカメラは写真を撮るための道具と思っているので、陳列棚に置いて飾るというのに抵抗がありました。
それに、電気代もかかるし・・・。

しかし、あることをキッカケに防湿庫を購入しようと心変わりがありました。

防湿庫を購入しようと思ったキッカケ

ドライボックスを3つ使っていましたが、実は全部が入りきらずに1つだけ、外に置いていたレンズがありました。

それは、カメラ購入時にレンズキットとしておまけのようについてくる廉価版のズームレンズ。カメラ単体で購入するより、レンズキットで購入する方が安いという奇妙な現象が発生することがあります。使うことはないと思うが、ただ安いという理由で一緒に購入したレンズでした。
すぐに売却してもよかったのですが、二束三文にしかならないので、「ひょっとしたら使うかも」と思い、手元に残しておきました。

一番、重要度の低いレンズだったのとドライボックスが一杯だったので、風通しのある場所に置いてたんだけど、見事にカビ生えました!

「二束三文でも使わないなら売っちゃお」とカメラ屋に持って行ったら、「カビが生えているので引き取れません」だって。「知らなかった」と思うと同時に、こんな環境下でドライボックスに入れるだけで大丈夫か?と思ったのがキッカケでした。

理由①:ドライボックスに乾燥材の保管で大丈夫かなと不安になった
ボックスに入れて置く分にはカビは生えていなかったので、本当は大丈夫なんだろうけど、ボックス内の湿度がどのくらいなのかがわからないので不安でした。
(ボックスに湿度計が付いていないタイプだったので)

理由②:逆に乾燥し過ぎることはないのかと思った
これも、ボックスに湿度計がついてないからなんだけど、乾燥しすぎて悪影響はないのか?という思いもありました。どこかの記事で乾燥しすぎもよくないという記事を読んだので・・

湿度40%ぐらいの環境に置くのが良いようです。

理由③:カメラ、レンズの取り出しが面倒くさい
3つのドライボックスに分散して入れているんだけど、レンズは色々と付け替えているので、どのボックスに入れたかわからなくなっちゃうのが意外と面倒くさい。

全部あけて「どこに入れたかな?」がしばしばあります。

理由④:乾燥材「カビストッパー」の買い置きと入れ替えが面倒くさい
振ってみてガサガサいわなくなって、膨れたら変え時です。平均6カ月持ちます。と書いてあるけど、とても6カ月も持ちません。
夏場などは油断すると膨れちゃいます。

・・・という事で、あんなに躊躇していた「防湿庫」を買いました。

記事はこちら↓↓↓↓

レンズにカビを生えさせない!防湿庫を買って感じた4つの満足!
防湿庫なんて要らない。ドライボックスで十分とず~と思っていましたが、あることがキッカケとなり防湿庫を購入しました。 購入して感じた4つの満足と購入にあたって一番悩んだことを書きます。 ドライボックスを使い続けていたけど、やめた理由はこれ↓...

レンズの記事のまとめはこちらです。
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