秋の味覚さんまを撮る!主役と脇役を意識するとメリハリある写真になる

午前6時起床。普段は寝坊助なのに写真を撮りにいく日は早く目が覚めるのはなぜだろうか。

突然だが、写真には主役と脇役が必要だ。

今日の主役は「さんま」。このブログでも紹介しているが、「目黒のさんま祭り」の撮影に行くことにした。
さんま祭りは、お祭りと言っても、御輿を担ぐような祭りとは違いイベントと言っていいだろう。さんまの塩焼きを無料で配るというものである。

目黒駅東口の道路を半分封鎖して、さんまの炭火焼きは7,000匹、生さんまの配布は500匹。さんまは岩手県宮古市、すだちは徳島県神山町、大根おろしの大根は那須塩原市、さんまを焼く備長炭は和歌山県みなべ町からの無償提供で4者が強力なタッグを組んで実現させている。

3万人の人手予想なので、余計な人が入らないように、レンズは迷うことなく55-300mmの望遠レンズを用意した。

10:00開始となっているので、あまり人のいない9:00前には着くように家を出る。予定どおり8:30ごろ着いたがすでにさんまを焼いていた。

主役の「さんま」を焼いているところを本当は近くで撮りたかったが、焼き場の周りには、焼き人が取り囲み一般人は入り込めない。
やっぱり、望遠レンズにしてよかった。

まずは、主役である「さんま」を狙う。煙モクモクの焼きあがった”さんま”を撮るか、焼きあがる前の銀色に輝く”さんま”を撮るか、悩むところだ。
焼きあがった”さんま”は旨そうに撮れればいいが、何だか編み目が付いて、旨そうに見えなかったので、銀色に輝く”さんま”を撮ることにした。

次は脇役だ。焼いているさんまを見つめる猫なんていたら、最高なんだが、そんな都合のいい場面があるわけないので、おのずと脇役も決まってくる。
さんまを焼く人の手を狙うことにした。仕込んでいるところも面白いかも知れない。
それで撮ったのが冒頭の写真である。

せっかく来たので、無料のさんまも食べたいところだが、すでに長蛇の列。4時間待ちとも言われているので、あきらめた。

帰りに近くのスーパーで”さんま”を買って帰り、夜食べたが、「やっぱりサンマは目黒に限る!」
おあとがよろしいようで。

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主役と脇役を意識するとメリハリのある写真になる

写真には伝えたい主役が必要です。なぜなら、主役がなければ何を伝えたいかわからなくなるから。漫然とした写真となってしまいます。
主役を「どーんと」真ん中に大きく配置し、空いた空間にさりげなくワンポイントの脇役を置きます。

この脇役が結構むずかしいです。主役は撮りたいものなので、誰にでも分かりますが、脇役は選ぶことができませんから。
たまたま、写り込んだものがいい感じに脇役になることもあるだろうし、粘り強く脇役が登場するまでチャンスを狙うとか様々ですが、「主役」を引き立たせるものでなければなりません。そうでなければ、単なる余計なものになってしまうでしょう。

効果的な脇役なのか、それとも余計なものなのか難しいところですが、僕が意識していることは2つです。

①主役を邪魔するように置かない。バランスよく脇役を配置する。
②脇役は、あまりたくさん置かない。

よく写真は引き算と言われます。一番良いと思うものを残し、それが目立つように余計なものは排除します。

さんま祭りは他でも開催されます

目黒のさんまを有名にした古典落語もやっていました。「さんまは目黒に限る」ってやつです。目黒のさんま寄せは計4回、1回200名定員、8:50に並んで、9:00整理券配布で49番目でした。9:30入場、10:00開始でしたが、9:30でもまだ整理券配っていました。

1回目は以下の4名
・漫談 ダイジ
・目黒のさんま 立川志の麿
・漫才 アタリヤ
・落語 立川吉幸

正直言って最後の立川吉幸が一番面白かったですね。残念ながら撮影は禁止なので写真はありません。

さんま祭りは他でも開催予定です。

目黒のさんま祭りは、2回行われます。今回行って来たのは、「目黒さんま祭り」で、もう一つは「目黒区民まつり」です。区民祭りの催しものの中の一つとして、さんまを焼いて食べさせてくれます。

「目黒のさんま祭」と「目黒区民まつり」の違いは、
・さんま祭りは品川区主催、駅の東口の道路を封鎖して開催、岩手県宮古のさんま7,000匹。
・目黒区民まつりは目黒区主催、駅の西口にある田道広場公園と目黒区民センターで開催、宮城県気仙沼のさんま5,000匹。

仕込みの最中です。これは、広角で撮ってトリミングしたものです。

ド~ンと望遠で寄ってみましたが、どうなんでしょう。こういう写真。

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